アップルは十分なイノベーションを継続していると思う
最近のいろんな記事を見ていると
「そんなことはない。アップルは十分なイノベーションを継続している」
と叫びたい。
きっかけはこの記事。
http://toyokeizai.net/articles/-/22689
理由はこの3つ
1. iPadはPCの市場を完全に破壊した。AcerやASUSは会社継続も危うい状態。しかも、初代iPadがリリースされたのは2010年で、たった3年半前。iPadはこれから、安定的な収益を得る次期で、これ以上の破壊的なイノベーションを求めるのは酷だ。それは、モノマネベンダーから、新しい提案がなされていないのを見れば明らか。タブレットで唯一面白いと思ったのは、Kindle Fireに搭載されたSplit Browserぐらい。画面サイズが変わったとかのチンケな提案ではなく、ブラウザをクライアントとサーバーのアーキテクチャに分けるという壮大な計画。しかし、今はあまり話題にならないね。とにかく、iPadはiPhoneに並ぶイノベーションであることは間違いないし、これからもタブレットのリーダー的存在になる。
2. Mac Proはデスクトップコンピュータの概念を変えた。冷却システムのイノベーションも面白い。これがこれからどの用に成長して行くのか楽しみだ。とにかく、これまでのデスクトップコンピュータは技術者のおもちゃ。しかし、この新しいMac Proはコンテンツを作り出すクリエーティブな人たちの右脳を刺激するだろう。日本料理は味だけで食するのではなく、ビジュアル面で刺激して、味わうと言われているが、今回のMac Proも同じ効果があるのではという期待がある。これにて様々なコンテンツが作成されて、iTune Storeに出てくることを期待する、
3. コンテンツ作成デバイス、コンテンツ利用デバイス、コンテンツ記憶領域の悪魔のトライアングル。アップルの製品を見ていると、全て繋がっている。ジョブズのスタンフォード大学の講演を思い出す。全て繋がってるのだ。iPodはiPhoneへの布石であった。タッチインタフェースがまだ未熟な時期に、iPhoneをリリースしてもウケなかっただろう。それを見事にカバーしただけでなく、iTuneという、後にiPhoneが爆発する原動力となるクラウドサービスをいち早くリリースした。そして、それがアプリケーションストアとなり、今に至る。一方で、あまりパットしない、iCloud、ここに音楽、写真、動画等々の様々なコンテンツが保存されて行くとしたら、そして、それが、iPhone・iPad、iMac・Mac Proにより、コンテンツが作成されるスピードがUPしたら、もう、アップルの魔のトライアングルからは逃れられない。今回の発表では、iWork、iLifeが無料になり、また、プロフェッショナル向けのコンテンツ作成マシンであるMac Proがリリースされたので、今後様々なコンテンツが作成されてくることが楽しみだ。
この魔のトライアングルと競争できるのは今のところ、Google、Amazon、Sonyぐらいだ。Googleには、Mapという素晴らしいコンテンツがある。無人で車を走らせるぐらいのコンテンツ。Amazonには、電子書籍。残念ながらアップルは電子書籍においてAmazonには叶わない。iBook Authorに期待したが、今の所はまだまだ。そしてソニーにはカメラがある。写真を編集するソフトを無償で世界中に配ってくれ!
最後に一言。イノベーションは破壊的なものも、持続的なものも、どちらも必要。問題はバランスでしょう。企業が継続して行くためには、多くの持続的イノベーションと、たまに破壊的イノベーションが必要なのであって、いつも破壊しまくっていたら、会社が持たないぞ。
IT業界の大きな流れ
今年の年初に、『2013年 IT業界下克上』と題して、今年のIT業界の勝手な予想をしたのだが、2013年1月25日の日経新聞に次の記事が掲載されたのに少し違和感があったので、IT業界で起きている大きな流れについて書いてみる。
『アップル神話に陰り 「タッチ+アプリ」賞味期限 IT業界、新技術示せず』
初代のiPhoneが発表されたのは、2007年であるが、そのiPhoneには第三者が開発したアプリがインストールできなかったので、私の中では、スマホの原型は2008年iPhone 3Gであると解釈している。それは、さておいて、2008年のWWDC2008に出席したときに、私は衝撃を受けた。それは、おそらく何年か後にPCは必要なくなる世界がくるのでは、という衝撃であった。
現在のPCの原型を作ったのは、初代マッキントッシュである。ジョブズがゼロックスのPARCを訪問してGUIとマウスのデモを見たのが1979年であり、初代マッキントッシュが発売されたのは1984年であるから、キーボードとマウスを使って、GUIの画面を操作するというシステムは30年以上続いた。もちろんiPhone以前にもそれを変えようという試みはあったが、どれも成功しなかった。
iPhoneは30年にもわたって、スタンダードとなっていた、ユーザインタフェースを根本的に変えた。もちろん、最初はPCを変えるものだとは思われなかった。iPodからiPhone、iPadへとそのユーザインタフェースはうけつがれ、バージョンアップされて来た。その過程の中で、従来のPCでは、端末で完結されていたアプリケーションの一部をクラウドへと追いやり、端末はユーザインタフェースに特化をして来た。ユーザインタフェースは人間がもつ10本の指を使って画面を操作するタッチインタフェースである。よく、指で小さなアイコンをタップするのは使いづらい、マウスの方がいい。などと聞くが、指が悪いのではない、指でタッチしにくいUIを作るアプリケーションの仕様が悪い訳である。パラダイムがシフトしていることに十分に気づく必要がある。
このパラダイムのシフトはGoogleを動かし、Android系スマホやタブレットに波及し、ソフトウェア業界の盟主マイクロソフトにWindows8という形で波及をしていく。マイクロソフトはこれまで手をつけなかったハードウェアにまで開発をし、Surfaceというタブレット端末を生みだした。
しかし、これだけではない。このスマホ・タブレットはUIが単純化され、端末で完結していたアプリケーションの一部をクラウドに追いやるというアーキテクチャを生んだが、クラウドの技術をさらに進化させた。クラウドのコンピューティング能力の需要が増え、それと共に、サーバのコストを下げる必要がでてきた。Facebookが主導しているOpen Computing Project(OCP)はデータセンターのオープンソース化である。サーバーの仕様は公開され、誰でもが製造ができるようになった。必要なサーバがあれば、OCPの仕様に基づいたサーバをハードウェア製造業者に発注すれば、安価で省電力のハードウェアが手に入る。OCPではさらに、Intel系のCPUをスマホやタブレットで標準となったARM系のCPUに置き換えるという検討さえ行われている。
これらの大きなパラダイムシフトは従来のマウス、キーボードを使ってGUIを扱うPCの市場を徐々に浸食し、クラウド化を推進して、ついにDELLでさえ非上場化を検討するに至る大きなIT業界の波となった。前述の日経新聞の記者がいうように、「IT産業全体への警告」というのはあまりにも近視眼的な見方であると思う。
2013年、IT業界の下克上
新年あけましておめでとうございます。
自戒も込めて、2013年のIT業界を勝手に予想してみることにする。
2008年6月Appleの開発者向けイベントWWDC2008で、iPhone 3Gが発表された。それから、今年の6月で5年を迎える。この5年間で大きくビジネスが変わった。
スマートフォンは携帯電話市場の半分を占めるようになった。タブレットはPC市場を減少させた。スマートデバイスのビジネスのやり方をめぐり、様々な企業が影響を受けている。
1. 破壊的技術(Disruptive Technology)
1995年、ハーバードビジネススクールのクレイトン・クリステンセンが破壊的イノベーションをもたらす破壊的技術を提唱した。破壊的技術とは、アーキテクチャの変化がともなう複雑な技術変化に問題なく対応できた優良企業でも、技術的には単純な新技術への対応に失敗して凋落していく。この現象を主導する技術をいう。クリステンセンはその理由として、優れた企業ほど、破壊的技術への投資が正当化されないことをあげている。
iPhone、iPadのOSであるiOSは機能的にもWindowsに比べると劣るが、シンプルでありかつタッチインタフェースが特徴だ。発売当時多くの人は、ハードウェアキーボードが無いことに不満があった。しかし、スマホ生まれの若い人にとっては、ハードウェアキーボードに違和感を感じるだろう。そこまで、スマートフォンが浸透した。
CPUもインテルのCPUより劣るARMを採用している。しかし、省電力でバッテリーが長持ちする。モバイル市場では、CPUはARM、OSはiOSとAndroidが主流となった。
結論:
2013年はPCの市場が減少し、タブレットの市場が確実に増える。HP、DELLは苦しみ、かつてのWintelつまり、MicrosoftとIntelもスマートデバイス市場では苦しい戦いを強いられる。
この破壊的技術に上手く乗ってビジネスができる会社が成長し乗り遅れる会社が成長の機会を逃す。
2. 垂直統合か水平分散か?
ご存知の通り、Appleは垂直統合のビジネスのやり方を選んだ。ハードウェア、OS共にAppleが提供をしており、PCのビジネスモデルと正反対のモデルで成功を続ける。
一方でエコシステムはさらに大きな影響力をもち、Googleの地図エコシステム、FacebookのSNSエコシステム、Amazonの電子書籍のエコシステム、Appleの楽曲エコシステムなど、かつてMicrosoftが築いたエコシステムと同様のモデルは相変わらず健在である。
MicrosoftはSurfaceで、GoogleはNexusで垂直統合モデルを模索する一方で、Appleとは違い、それぞれOSを他ハードウェアメーカーにも提供する。Appleのビジネスモデルを横目でみながら、エコシステムの構築にも余念は無い。
結論:
タブレット市場では相変わらず、垂直統合モデルが効果をもたらす一方で、ソフトウェアでは、エコシステムを築きながら、水平分散モデルを模索する動きが加速するだろう(ちょっと希望的観測も含まれているかも)。ソフトウェア会社としては、どのエコシステムに乗っかってビジネスをするかがポイントとなる。
エンタープライズソフトウェアではAmazonが大きな影響力を発揮するだろう。Amazonは自社で提供しているeコーマースを維持しながら、そこで構築したインフラを他社に提供するビジネスモデルを進める。このモデルはSalesforceやGoogleも同様である。Facebookも同じビジネスモデルを提供してくるかもしれない。どちらにしてもAmazonは業界に大きな影響力をもたらす。
3. サービスとインフラを一括で考えるビジネスモデル
インフラだけを提供するモデルは崩壊している。NTT Docomoは業界一のインフラを提供する。しかし、AppleのiPhoneを扱っていない為契約数が減少した。通信会社はインフラの強化を進める。4G回線の繋がりやすさやスピードが相変わらず話題となる。次の日経新聞の記事は典型的な例であるが、インフラの比較の方がサービスの比較よりわかりやすい。
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO50217870S3A100C1000000/
しかしながら、そのインフラを利用するサービスがなければ利用者は納得しない。Androidの成長は凄まじい。それでも、iOSのトラフィックの成長はAndroidのそれよりも高い。端末の出荷台数と利用者のトラフィックは比例していないことが、以下のブログから読み取れる
つまるところユーザはいいサービスがあれば、利用するし、いいサービスがなければ利用しない。インフラとはそのサービスを支える仕組みのことである。いくら通信会社がインフラの投資を進めても、そのインフラを利用して、いいサービスが提供できなければ、利用者は離れていくことは間違いない。
スマートフォンはTwitterやFacebookと共に成長した。
結論:
インフラ(ハードウェアや通信)とサービスとの連携がより進むだろう。1社でインフラもサービスも全て提供するインフラとサービスの垂直統合モデルを作るのはなかなか難しい為、インフラ会社とサービス会社との協業が進むだろう。Amazonはハイブリッドモデルを提供する。今後通信会社はより多くのサービスを販売することになる。そして、そのトラフィックでインフラの強化が必要になるだろう。サービスがインフラ会社を成長させ、インフラがサービス会社を成長させるという相互作用のモデルが進むだろう。
4. クラウドコンピューティング
インターネットは1990年代前半に商用利用が開始された。それ以来、インターネットのエンタープライズ利用は様々な試みがなされている。電子メールの商用利用に始まりASP、SCM、CRMなど。様々な試みがなされた結果、クラウドコンピューティングにたどり着いたと考えて間違いない。クラウドコンピューティングはインターネットサービスであり、元Microsoftのレイ・オジーが指摘する様に、Disruptive Technologyである。つまり、既存のビジネスモデルを破壊する。
この破壊はスマートフォン革命の様な数年でおこる出来事ではない。これから10年の単位でおこることである。従って、これ対して早く対応できるか、出来ないかはそれぞれの企業の十年後の運命を握る。優良企業こそ、乗り遅れるかもしれない。
結論:
クラウドコンピューティンはDisruptive Technologyであるが、適切に対応できる企業と出来ない企業が二分化するだろう。2013年はその帰路になる年となる。
さてさて、この予測当たるか当たらないか、今年の年末に検証をしてみよう。
標準化はイノベーションを阻害する
久しぶりにブログを書いてみる。題名の標準化とイノベーションついては前から考えていたが、ジョブズの本を読んで、さらにその思いが強くなった。クレイトン博士が指摘している様に、イノベーションには2つある。持続的イノベーションと破壊的イノベーションである。
持続的イノベーションとはCPUの集積度をあげたり、ネットワークの帯域幅を上げたりといった今までのビジネスの延長で技術的アドバンテージを利用して、他社より優位に立つという形で推進されるイノベーションである。しかし、このイノベーションにはいくつか問題がある。よく「今までの延長で物事を考えていてはダメだ!」といういい方をするが、持続的なイノベーションを続けていくと顧客が満足するスペックをいつか超えてしまい、顧客は喜ばなくなり、顧客にとってはオーバスペックになる。オーバスペックとなった製品は、顧客の喜ぶレベルの機能をもった競合が続出し、いわゆるレッドオーシャン化して、競争力が低下して行き、いずれは価格競争に落ちいってしまう。
一方、破壊的イノベーションはその名のとおり、既存のビジネスを破壊するようなイノベーションである。ハードディスクに対してのSSDはいずれはとって変わる存在となる。SSDが出た時、ハードディスクにとって変わることはないだろうという専門家もいた。それは、記憶容量、価格、書込み回数の限界などがその理由としてあげられていた。しかし、その特徴である、小型化、省電力化、読込み速度を活用するというプラス思考に立って考えれば、ジョブズの様にiPodに利用するという思考が生まれる。そして、記憶容量、価格、書込み回数の制約などは徐々に解決されて行き、最後にはハードディスクの市場を侵食していくことになる。
標準化に話を戻すとする。標準化とは、共通化出来る部分を取ることである。逆にとんがった部分は、標準化からは外れることが多い。上記SSDで言えば、小型化や省電力化と言った尖った部分よりも、むしろ記憶容量や他の部品との接続性が重要となる。標準化の成功例としては、WindowsPCがある。WindowsPCは部品の構成が決まっている為、様々な企業が部品を作って、組立のメーカーがそれを組立て最終商品として出荷する。これは、水平分散と呼ばれており、マザーボードメーカ、CPUメーカ、ハードディスクメーカ、ネットワーク機器のメーカ、OS等々が別々に存在する。その為、いろいろな企業のノウハウを共有することが可能である。その半面、部品どうしの接続部分などは標準化の影響で自由には変更できない。例えば、こんな技術を使ったら早くなるのに、と思っても採用することが難しい。そもそも、標準化というのはそういうものである。
標準化は2番手以降のベンダーには大変重要である。しかし、イノベータにとってはそんなに重要ではない。むしろ、自分の手足を縛る標準化にはネガティブな面が多いであろう。また、標準化はみんなで市場を活性化して行かなければならない分野には有益である。一方で、自分一人で市場を独占するような企業や製品には必要がない。
自分は標準化を否定するつもりはないが、標準化が常に「良である」と思っている人たちには違和感を覚えるので書いて見た。
自分が部下の卒業をあっさりとOKした理由
既にtwitter等で公開されているが、infoScoopの開発者であった私の部下2人(http://d.hatena.ne.jp/a_kimura/20110321/1300732369 , http://d.hatena.ne.jp/hrendoh/20110322/1300774445)が起業した。もちろん慰留もした。しかし、私には特別な思いがあった。それは、彼らがチャレンジしようとしている事がありありとわかったからだ。
思えば、私には「チャレンジ」癖がある。しかも、幾つかのチャレンジにおいて、自分の選択は間違いなかったと自負している。だからかれらのチャレンジを止めることはできなかった。
〜高校受験に失敗〜
最初のチャレンジは高校一年の時だった。実は、私は高校の受験に失敗している。それまでは、殆ど勉強をした事がなかった。私の中学時代はとにかく楽しく過ごしていた。なんとなく過ごして、将来の夢も全くなく、その日その日が楽しければいい。野球が好きだったので野球部に所属していたが、特に猛練習をして、うまくなって甲子園に行ってなどと考えた事もない。とにかく楽しければいい。そんな毎日だった。俺たちの旅に出てくるカースケみたいな感じ。あんなカッコ良くはなかったけど。しかし、その毎日が一変した。高校受験に失敗した。かなりのショックであった。まさか、落ちるとは思っていなかった。その頃は、今のようにネットで結果を見る事はなかった。友達と一緒に掲示板を見て、何回も確認したけど自分の名前がない。帰りの電車では、友達が私に声一つかけれないぐらい落ち込んでいて、悔しさと、今後どうなるかという不安とが交錯しつつ、この先どうするかを考えた。
〜人生最初のチャレンジ〜
担任の先生の顔を見て最初に言った言葉は、「来年もう一度受けます」であった。先生は驚いただろう。中学浪人をする人間なんて滅多にない。しかし、その次の瞬間に、担任の先生は反対する事もなく、正確ではないが、ほぼ次のような言葉を言ってくれた。「1年間浪人生活をするのは大変だから、2次募集をしている高校があるので、そこに通いながら、来年もう一度受けるか決めればいい。その高校が気に入って、卒業するという事もあり得る」その年は、かなり入試が荒れた年であった。普段は公立高校の入試が終わった時点で、1校も決まっていないという生徒は殆どいない。しかし、その年は、新設校だとかがあり、前年度よりも、急に偏差値が上がったりした高校があり、私と同じような境遇の人間が何人かいた。そして、私と同じ事を言って浪人するといった人間がもう1人いた。
〜悪連中〜
わたしは、担任の先生のアドバイスのとおり、2次募集である高校に入学した。普通校ではあったが、県下でも有名な悪ぞろいの学校だ。その高校では、成績が一気にトップクラスになり、級長に押し上げられた。クラスでは、級長さんと呼ばれていた。もちろん、クラスは悪ぞろい。クラスには2,3人は留年している人間がいるし、授業なんてまともに出来ない。授業中でも、廊下をうろうろしている人間がいっぱいいる。行き、帰りの電車では、電車の中でタバコを吸っている生徒までいる。もちろん、先生も乗る電車の中でである。
非常に悪ばかりではあったが、不思議と言い奴らでもある。仲間意識が強い。テレビドラマでよくある、クラスのなかでいざこざがいっぱいあって、先生が解決するなんてのではなく、クラスの連中には一切手を出さない。いじめも無かったと記憶している。私は、級長さんと言って慕われたぐらいである。とにかく、クラスの中の人間同士が喧嘩し合うというのは、殆ど見た事がなかった。
ただし、悪い事はいっぱい教えてくれる。万引きの仕方だとか。
そういう生活を送りながら、3ヶ月が過ぎた。
〜始めての受験勉強〜
その高校が気に入らないというよりも、もう一度受けるという、受験宣言をしている為、親にはずっと、再受験をする事を言い続けていた。しかし、まともな勉強もせずに3ヶ月が経ち、悩んでいる時に、親が親戚のおばさんから紹介された塾の先生を連れてきてくれた。
その先生は、私に向かって「やめておいたほうがいい」と言った。この会話も正確には覚えていないが、私には無理だと言ったのだ。「よく野球とかで、天才とか言われている人がいるけど、何も努力しないで出来る人は本当の天才とは言わない。天才とは、努力により生まれるものである」と。「あなたは努力も何もしていない。だから、成績が伸びる事はない」だから、やめておけと。もちろん私は、「努力します」と答えた。そうすると次にその先生は、4時間以上寝てはダメだと。4時間以上寝たいのならやめておけと。私は、「絶対にやります」と答えた。今から、考えると、その塾の先生は、私の「覚悟」を試していたんだと思う。
それからは、その塾のの先生の言う通り、4時間睡眠で猛勉強した。全て、ゼロベースでの勉強だったため、中学1年生の問題集から、3年生の問題集まで全てをこなす必要があり、4時間以上寝る時間は無かった。始めての猛勉強である。そして、これが本当の受験勉強なんだということを再認識した。
〜努力の結果〜
塾は中学3年生の人が受けるクラスだけではなく、2年生が受ける塾のクラスにも出た。自分には基礎勉強が出来ていないからである。模擬試験は出身の中学で受けた。現役の人は、全員自分のクラスで受けるので、特別な部屋を試験会場として作ってくれた。私と、もう1人受け直すと言っていた彼の2名だけの模試である。しかし、その最初の模試の結果を見て驚いた。現役時代の模試の平均点よりも、150点も高い点数が出た。県下のトップクラスの高校に合格するぐらいの成績が出た。もちろん、内申書は書きかえることは出来ないので、実際には無理なのだが、とにかく、自分が見たことのない点数が出て驚いた。努力の結果が実ったと感じた一瞬である。
〜高校の担任が恩師に変わった瞬間〜
このようにして、自分のチャレンジが実を結びそうなところまできた。もちろん、成績はかなり上がったし、現役時代の受験も補欠のベスト20に入っていた事がわかっていた為に、今度は確実に受かる事がわかっていた。塾の先生は、もう一つ上の学校を狙っても確実に合格するとも言ってくれていた。そして、高校の担任の先生に退学届けを持って行った。確か自宅までお邪魔したと記憶している。その担任の先生は、前述の悪連中からは、パイナップルと馬鹿にされていた。頭がパイナップルの様に刈り上げていて、牛乳瓶のそこの様な眼鏡をかけた、漫画に出てくる様な、超ガリ勉教師である。授業中に、悪連中が廊下に出て騒いで居ても、何も言わずに黙々と授業をしている教師で、私も半分馬鹿にして居たと思う。その先生の家で退学届をだした時にその先生の言った言葉に驚いた。「これは俺が持っておく。もし合格したら、校長に退学届を提出する。もしも、落ちたら、退学届を破るので、戻ってこい」
わたしは、思わず涙が出そうになった。大変ありがたいお言葉であると。
〜1人では無しえなかったチャレンジ〜
チャレンジには、色んな壁がある。自分には想像出来ない壁だらけである。その壁を超えられたのは、中学の担任の先生、塾の先生を連れてきてくれた両親、紹介してくれた親戚のおばさん、塾の先生、そして、最後に男気を見せてくれた高校の担任の先生であった。自分はこんな人達に囲まれて、大変ラッキーであったと思う。
元部下2名ともう1名で作った会社が成功する事を心からお祈りします。
Install infoScoop on Macbook
I haven't done any server software installation on Unix Platform for more than 10 years. I wanted install infoScoop on my Macbook. So tried.
- Install MySQL Community Server 5.1.49
First I downloaded MySQL Community Server 5.1.49. There are some files. But I chose DMG file. In my case I downloaded Mac OS X Ver10.6(x86,64-bit) DMG Archive (mysql-5.1.49-osx10.6-x86_64.dmg).
After downloaded, open the file by Finder and click mysql-5.1.49-osx10.5-x86_64.pkg. It will start installation.
You can also install MySQL.prePane by click it. MySQL icon will be appear on system environment.
By clicking this icon, you can run and stop MySQL.
- Install infoSoop
Now it is ready to install infoScoop. You must download infoScoop from http://www.infoscoop.org/ .
There are some files but easier way is quickstart. It include tomcat as application server.
I downloaded infoscoop-2.1.1-quickstart.zip. Open the file and extract the files.
To install the infoScoop start MySQL by System environment panel and open terminal in utility folder of application folder. To create the database for infoScoop, you need to run mysql console.
Don't forget to set path or alias. I setted up the alias by "alias mysql=/usr/local/mysql/bin/mysql".
Now you can create database for infoScoop. Type the following.
mysql> create database iscoop character set utf8;
You will see the following message.
Query OK, 1 row affected (0.00 sec)
Import infoScoop data by
mysql -uroot -p iscoop < ./init_infoscoop.sql
Now you can start the infoScoop. There is a problem in Downloaded file. Because the shell file dose not have execute flag you will see the following error if you type in "./startup.bat".
- bash: ./startup.bat: Permission denied
Don't worry that you just type in "chmod +x *.sh". By this command you will get execute flag in shell file. You have to type one more command because startup.bat will call another shell that will be exist in "
So move to above directory by "cd
You now can start infoScoop.
./startup.sh
You will see the following message.
inui-minoru-no-MacBook-Pro:infoscoop-2.1.1-quickstart minoru$ ./startup.sh
Using CATALINA_BASE: /Users/minoru/infoscoop-2.1.1-quickstart/apache-tomcat-6.0.28
Using CATALINA_HOME: /Users/minoru/infoscoop-2.1.1-quickstart/apache-tomcat-6.0.28
Using CATALINA_TMPDIR: /Users/minoru/infoscoop-2.1.1-quickstart/apache-tomcat-6.0.28/temp
Using JRE_HOME: /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/CurrentJDK/Home
Using CLASSPATH: /Users/minoru/infoscoop-2.1.1-quickstart/apache-tomcat-6.0.28/bin/bootstrap.jar
Now open the safari and type "http://localhost:8080/infoscoop/"
You will see the login form and just type in "admin" for user and "admin" for password.
You get the following screen.
Enjoy infoScoop.
Made in Japanを捨てろ
ガラパゴスソフトウェアについて、日頃感じていることを自戒も含めてもう少し書いて見る。
数年前、外国人特派員協会で、北城さんのセミナーがあった。まだ、北城さんが経済同友会の代表幹事をしていたころだ。自分は留学経験があるので、英語のプレゼンということでまわってきたのである。北城さんは、流暢な英語でわかりやすい話をしてくれた。確か外国人の記者の質問に答えたのだと記憶をしているのだが、その質問も思い出せない、しかし、北城さんが話した回答はハッキリと覚えている。それは、「日本の消費者は世界で1番厳しい。だから、日本で受け入れられた商品は、必ず世界でも受け入れられる。」もちろんMade in Japanの事だ。高い品質の物は何処でも受け入れられる。私はそれは正しいと今も思っている。しかし、日本で受け入れられた携帯電話が何故世界では受け入れられていないのか?
20年ほど前の事である。フロリダ州にあるフロリダ工科大学にいた。その当時日本では新車を買う時にはカタログベースで買うのはもう当たり前であった。皆さんもご存知のように、ディーラーには試乗車があり、興味のある車を運転させてもらう。しかし、買うのはその車ではない。買うのはカタログから、色やオプションを選択して、何ヶ月後かに納品される車である。もちろん、自分も当時はそれが当たり前だと思っていた。しかし、アメリカでは違った。自分は貧乏学生だったので新車なんて変えなかったが、友人が買うのについて行った。そうすると、新車と書いてある車が何十台も置いてあった。もちろん、それぞれは少しずつ違う。その中から自分の好みに一番合う車を見つけて、試乗させてもらう。そして気に入れば手付金を渡し購入して、紙のテンポラリーのナンバーをつけて乗って帰るのである。
どうもアメリカ人は、自分で確かめないと気に入らない様である。メーカーを信頼して確かな物が納品されるという考えがあまり無いようだ。
今はどの様になっているのかは定かでは無い。しかし、2、3年前、某自動車会社のシステム部長に聞いた時、アジアでは、20年ほど前のアメリカと同じ仕組みである為、日本のシステムをそのまま持ち込めないと言っていた。
消費者のニーズは国によってまちまちである。だからこそ最大公約数をまず考えないとダメなんだろうと思う。最小公倍数を求めるのではなく、最大公約数だ。
様々な日本企業のソフトウェアを見て来た。品質は高い。もちろん、品質が高いのはいいことだ。しかし、先進性を犠牲にしているものもある。価値感は国によってかわる。先ずはJapanese Standardつまり、Made in Japanをすてる事から始めてはどうだろうか?


